桶谷式母乳育児相談室ってどんなところ?怪しい?|メリット・デメリットも解説

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こんにちは!

当ブログにお立ち寄りいただきありがとうございます。

わたしには2人の子どもがいますが、第1子・第2子どちらの産後とも、桶谷式母乳育児相談室を利用していました。

今このブログを読んでくださっているあなたも、きっと母乳育児に悩んで桶谷式の名前を目にされたのでしょう。

初心者さん

でも桶谷式母乳育児相談室を検索すると、「怪しい」とか「宗教的」とかネガティブなキーワードが出てくるから行くのに勇気がいる・・・!

確かにそんなキーワードが出てくるね(笑)
実際どんなところなのか気になるよね?

この記事では、桶谷式母乳育児相談室についてわたしの経験も踏まえてご紹介します。

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もくじ

【本当に怪しい?】桶谷式母乳育児相談室とは

  • 赤ちゃんが上手に吸い付けない
  • おっぱいが足りない
  • おっぱいが痛い(乳腺炎など)

さまざまな母乳育児に関するトラブル、悩み、相談を助産師の国家資格を有する桶谷式乳房管理士の方が受けてくださる場所です。

桶谷そとみさんという方が考案した独自の乳房マッサージ法について、研修・教育を受けた助産師さん達(桶谷式乳房管理士)が全国に相談室を設けています。(全国に約330施設あるそうです)

*桶谷式乳房管理士は、助産師の国家資格を有し、桶谷式乳房管理法研修センターで1年間の研修を修了し、桶谷式母乳育児推進協会の認定を受けた母乳育児支援の専門家です。

出典:桶谷式母乳育児ママサポートサイト

なぜ桶谷式母乳育児相談室は「怪しい」と検索されるのか

個人的に思うのは、桶谷式母乳育児相談室が「できる限り母乳で育てる」ことを推奨している、大切にしているからこそ、その考え方自体を「怪しい」「宗教的」と捉える人が多いんじゃないかな、ということです。

桶谷式の門を叩く方の中の多くは、母乳育児したいと思いつつも行き詰まっていたり、助けを求めているんだと思います。

はじめから苦労せず母乳があふれてきて、赤ちゃんも上手に飲めてたら悩まないからね・・・!
そもそも桶谷式に行くママの多くは母乳で悩んでいるということ。

その状態、ある意味「ちょっと母乳で病んでいる」状態の時っていろんな言葉やアドバイスを歪んでとらえてしまうことが多いんじゃないかって思うんです。

桶谷式は「母乳育児をお手伝いする場所」なんだから、桶谷式の先生が母乳母乳言うのは当たり前。

母乳が赤ちゃんの栄養として、ミルクより優れている最良の方法であることは医学的にも明らかなことです。

桶谷式も、私個人も「ミルク育児を否定する」という考え方ではありません。

ミルクは、母乳育児が軌道に乗るまでは必要なものですし、さまざまな事情から母乳があげられない・ミルク育児を選択するママもたくさんいます。

だけど、母乳育児を頑張りたい!今はちょっとうまくいかないけど、桶谷式のチカラを借りて母乳育児したい!という考え方の方は、桶谷式の推奨する方法を実践すればきっとうまくいきますよ。

桶谷式が「宗教的」と言われる指導内容3選

3時間おきの授乳や食べ物について細かく指導される

おっぱいの詰まり(乳腺炎)を予防し、赤ちゃんに新鮮でおいしいおっぱいを飲ませるためには「3時間おき」の授乳が理想的。

また、母乳育児が軌道にのるまでは3時間あけずに赤ちゃんが欲しがるたびに授乳する、「頻回授乳」や、できるだけ動物性の脂肪分を取らない和食中心の食生活もすすめられます。

そのため、「そんなにストイックにできない!」と考えるママにとってはその考え方自体がストレスになり、3時間おきとか頻回授乳などという言葉や「和食推奨」の考え方自体が宗教的に聞こえることも。

そもそも3時間おきの授乳や頻回授乳、動物性脂肪が母乳によくないって、桶谷式が提唱しはじめたものではなくて世界的にも医学的にも「理想的である」とされている話ですよね。

そもそも女性の体は頻回授乳によって母乳生産量が追い付くようにできているんだし、動物性の脂肪分が胸の詰まりの原因になることは事実なんだから、そのこと自体は宗教でもなんでもありません…

でも追い詰められている精神状態の時は、分かっていても「3時間」とか「頻回授乳」とかアドバイスされると、ネガティブにとらえてしまう場合があるんだろうな~と、個人的に思っています。

私自身は、もちろん授乳間隔や食べ物の管理はひとつの目安として、「それが理想的である」ことは頭では理解しつつ、ママが苦しくなりすぎないように過ごすのが一番と思っています。

少し楽になりたい方は、以下の記事も参考にどうぞ◎

複数回の通院が必要・料金が高い

相談室によって異なりますが、ほとんどの相談室が予約制で、1回ごとに料金が発生します。

桶谷式母乳相談室メモ
・ 1回の利用は45分~60分程度
・ 赤ちゃんと一緒に行きます
・ 初診料:およそ3,000円~6,000円程度(相談室により異なる)
・ 再診料(2回目以降):3,000円~5,000円程度(相談室により異なる)
・ 都市部では駅前、地方では駐車場があったりと立地はさまざま
・ 電話・メール・Webなどで事前予約

桶谷式母乳育児相談室では、母乳育児が軌道にのるまで数回通うことが一般的。

個人差があるでしょうが、私の場合は娘、息子2人とも初診から5回程度通いました。

そうすると合計2~3万円かかることになります

一度行って解決すると思っていたら、複数回通うことになった・次回の予約をすすめられたなどの理由で、「怪しい」と思う人もいるのかもしれません。

桶谷式母乳育児相談室を利用する場合は、「複数回通う」ことになるのをあらかじめ理解したうえで利用し始めるとギャップがなくて良いと思います。

相談室で受ける手技により確実に母乳量は増えますが、はやり「1回のマッサージですべて解決する」ほど私たちのおっぱいは単純ではありません。

母乳量が増えるきっかけをつくってもらって、あとは次の予約まで自宅で頻回授乳を頑張る!

これが母乳量を増やす、母乳育児を軌道にのせるまでに必要なことなのです。

先生とあなたの相性の問題

桶谷式母乳育児相談室の先生も人間です。
そしてあなたも人間。

言い方がキツかったとか、先生の指導が厳しすぎたとか、この先生合わないなと思う可能性はゼロではありません。

桶谷式じゃなくても、例えば初めて行った美容院や病院の先生などで、「この人苦手だな」と思うことってありますよね。

それに相まって指導内容が母乳に関することなのもあり、ネガティブな口コミが出てしまうのかなぁと思います。

桶谷式母乳相談室でできること

では具体的に、桶谷式母乳育児相談室では何ができる(何をしてもらえる)のでしょうか?

主に以下4点についての指導や施術を受けられます。

  1. 乳房マッサージ
  2. 母乳育児に関する相談
  3. 授乳の練習/指導
  4. 赤ちゃんの体重測定/ミルクの量についてのアドバイス

手技(乳房マッサージ)

桶谷式母乳相談室の最大の魅力はなんといっても、先生たちの”手技”。

いわゆる乳房マッサージです。

一般的に乳房マッサージは、病院等で受けるとかなり痛いことが多いもの。

そもそもマッサージを受けるタイミングというのが、出産直後に胸が張って痛い時や乳腺炎など、何かしらおっぱいトラブルが生じた時がほとんどだと思うので、普通にマッサージを受ければ痛いのが当然と言えば当然ですが・・・

桶谷式母乳相談室 メリット・デメリット

でも、桶谷式のマッサージは全然痛くないのが特徴!

なんと例えたらいいのか、凝りがほぐれていくような、スッキリするような・・・

「張ったおっぱいを赤ちゃんがキュ―――ッと飲み干してくれて空っぽになり、爽快な気分になる」

まさにそんな感じの気持ちよいマッサージです。

手技をしてくださる全国の桶谷式の先生は、かなり厳しく細かいトレーニングを受けた助産師さんです。

わたしは今まで、娘・息子の時あわせて3人の先生にマッサージを受けましたが、どの先生もとてもお上手で優しい手つきで、心地よくて途中で眠ってしまいそうなほどでした!

そして手技の後のおっぱいは、まさに「ふわっふわ」!

赤ちゃんがうまく飲めないうえに、搾乳もうまくできていないと、産後のおっぱいは岩のようにガチガチになりますが、手技を受けた後はスッキリとふわふわのおっぱいになります。

乳房の中の、飲み残されることが多い部分の古いおっぱいなども出してくれるので、おっぱいの中がリセットされるような感じです!

また、母乳量がまだ十分でないおっぱいも手技の後はなぜか魔法のようにおっぱいが湧いてくるから不思議です。

わたしの場合、手技の後数日はこの効果が続き、母乳の出方が落ち着いてきてしまった頃に手技を受けるとまた母乳量が増えるというサイクルを繰り返していました!
マッサージなしでも母乳量が十分になり自信がつくまで2週間ごとに数回通いました。

桶谷式でマッサージを受けた後、はじめて我が子の「ゴキュ、ゴキュ」という喉がなる音を聞いた時は本当に感動しました。

マッサージの効果があるのは、当時のわたしのような「母乳量が十分でないお母さん」だけでなく、乳腺炎になってしまったママの駆け込み寺としても桶谷は大変有名です。

母乳育児に関する相談

乳房マッサージを受けている間、とりとめもないこちら側の不安や心配ごとについても、先生は優しく聞いてくださいます。

夫や実母、義母には、この母乳に関する気持ちがイマイチ伝わらない。
目の前の赤ちゃんは可愛いけれど、わたしの話を聞いて答えてくれるわけではない・・・
とにかく母乳について大人と話したい!
っていう思いが浄化していきます・・・母乳のプロにぜひ、母乳への思いをぶつけてください!

わたしがお世話になった先生はみんな、「よく頑張ってるね、赤ちゃん幸せだね」と励ましてくださり、産後のトゲトゲした気持ちがすごく和らぎました。

何より嬉しかったのは

桶谷の先生

いいおっぱい!母乳だけで育てられるおっぱいですよ

と言っていただけたこと。

実際にマッサージを受けながら、自分のおっぱいからピュー!ッと母乳が吹き出し、壁や先生の眼鏡に飛び散る様子にも感動しました。

授乳の練習/指導

桶谷式母乳育児相談室 メリット・デメリット

この時期(桶谷式の門を叩く時期)って、まだ授乳の仕方にも慣れていなくて、授乳のたびに赤ちゃんと悪戦苦闘していることも少なくないと思います。

桶谷式母乳育児相談室では、マッサージの後、実際に赤ちゃんに授乳して姿勢やくわえさせ方を細かく見てくれます。

自己流になりがちな授乳も、ちょっとしたアドバイスがすごく役立ったり「なるほど~!」と思うポイントがあったり。

とにかく1人目のときなんて、授乳のさせ方これで合ってるの!?と不安になることも多いと思いますから、ここでしっかり練習できるのが心強かったです。

赤ちゃんの体重測定/ミルクの量についてのアドバイス

桶谷式母乳育児相談室 メリット・デメリット

どこの相談室にも赤ちゃん用の体重計がありますから、退院ぶりに「飲めた量」を数字で知れるのも嬉しいです。

初診の時にもまず赤ちゃんの体重を計ってカルテを作ってくださいます。

そこから次回受診するまでに何グラム増えたか、今どのくらい飲めているかなどを細かく記録し、今のおっぱいの状況をみながら適切なミルクの量をアドバイスしてくださいます。

だいたい、産院での指導の方がミルクを足す量の基準が多く、産院で言われるがままの量のミルクを足して結果、母乳量が増えないお母さんはとても多いそうです

ひとりでずっとミルクを足しながらの頻回授乳を頑張っていると、「ミルクの量はこれで適切なのか」と不安になってきますよね。

1ヶ月検診などで産院に相談すると、けっこうびっくりする量のミルクを飲ませろと指導を受けます。

産院は、あなたが「母乳育児を軌道に乗せるため」という視点よりも「赤ちゃんの体重を基準通り増やすため」という視点で指導することも少なくないですから、あくまでも前者の視点でみてくださる専門家が身近にいるというのは心強いはず!

産院での指導スタンスは、母乳育児に力を入れているかどうかなど、その病院の考え方によります

もちろん「できるだけミルクを足さない」という意味ではなく、あなたの今のおっぱいのバランスを見て、母乳量を増やしていくことを優先したうえでの「今赤ちゃんの成長に必要なミルク量」というものを見極めてくれますよ。

桶谷式母乳相談室のメリット・デメリット

桶谷式母乳育児相談室 メリット・デメリット

メリット

  1. 手技、指導の効果で母乳育児が軌道に乗る可能性が高まる
  2. 1回ごとの支払い(月会費やまとめての支払いではない)なので、自分のタイミングでやめられる
  3. 全国に約330カ所も相談室があるので自宅近くの相談室を見つけやすい
  4. 料金は医療費控除の対象になる

やめるタイミングは自由です。

わたしが通っていた相談室では2ヵ所とも、先生の方から「もう一人で大丈夫じゃないかな」と言ってくださりました。

(その後、断乳の時にもお世話になりました・・・!)

そして施術料は医療費控除の対象になりますから、特に出産した年は医療費控除を受けることもあると思います。

領収証はとっておきましょう!

デメリット

  1. 1回ごとに3,000円~5,000円程度かかるので高額と感じる人も
  2. すべての人に必ず十分な効果があるとは限らない
  3. 3時間おきの授乳や和食中心の食べ物指導など、お母さんのストレスになることも

やはり一番のデメリットは、金額の部分でしょうか。

一度ではなく複数回通うことを考えると、トータルで数万円の出費です。

母乳育児にかける思いは人それぞれ。

高いと感じるか、対価として妥当と考えるか、ミルク代の代わりと考えるか(笑)・・・

こればかりはお母さんによる、といったところでしょう。

また、すべての人に必ず十分な効果があるとは限らないという部分ですが・・・

個人的には、正しい時期(出産直後)から通い、実践すればほとんどのお母さんに母乳が増えた・母乳トラブルが解消したなどの効果があると思います。

ただ、先生も人間ですから多少の相性はあるでしょう。

ちなみに桶谷式が「3時間おきの授乳」「野菜中心の食生活/スイーツや揚げ物を食べるとおっぱいが詰まる」などの指導をすることは、母乳界では有名です(笑)

赤ちゃんが寝ているのに3時間経ったからって起こすの?
少しでも揚げ物食べたらだめなの?

と悩んだり、先生の言い方が気になったりする「かも」しれません。

わたしがお世話になった先生は、

桶谷の先生

3時間おきというのはあくまでも基準。
5時間も6時間もあくことが頻繁にあるのはよくないけど、時々だったらそこまで神経質にならないで。
気持ちよさそうに寝ているなら寝かせてあげようね。
ただし、ミルクをしっかり飲ませると平気で5〜6時間寝るからね

くらいの、少しゆるい感じでしたよ。

あまり神経質になりすぎず、できる範囲で頑張れたらいいですね。

悩んでないで飲んでみて!
母乳量を増やすハーブティー
【AMOMAミルクアップブレンド】

桶谷式母乳育児相談室でもすすめられたハーブティーです。
母乳のためにはとにかく水分!
水分補給ついでに飲んでみてね◎

\まずはお試し!/

悩んでいるお母さんはぜひ利用してみて!

母乳育児を軌道に乗せるためには、とにかく生後まもない時期からのスタートが肝心。

あまり時間が経ってしまうと、おっぱいが「もう母乳はそんなに要らないのかな・・・」と、製造をやめてしまいます。

この記事を読んでくださっているあなたは、母乳育児についてそれなりに悩んでいるのでは?

桶谷式は、「多少大変でも完母で育てたい!」という信念を持つ人にはとても有効だと思います。

(実際、わたしはそうでした)

でも、母乳にそこまでこだわらない人にとっては、「母乳至上主義」にしか見えず、ついていけないと思う人もそれなりにいると思う・・・。

そういう人は最初からミルクか混合で育てるから桶谷式なんて行かないか・・・!

わたし自身は桶谷に通うことで、快適な母乳育児にたどり着くことができたし、2人の子供の授乳をしている期間中、それはそれは幸せなおっぱいライフでした。

わたしは「母乳過多」にはならないタイプでしたが、母乳過多の方にとっては詰まりを解消してもらえるし、出が悪い人はたくさん出るようにしてもらえる、おっぱいの救世主であると思っています。

わたし自身は、本当にお世話になったし、心から行ってよかった・・・!と思っている場所なので、母乳のことで悩んでいるお母さんには全力でおススメです!

(この記事は、桶谷式PR記事でもないですしわたしは関係者でもありません)

あなたの母乳育児ライフの助けになりますように。

近くに桶谷式の相談室がない、今すぐ行けない人へ

母乳育児が軌道に乗るまでミルクと混合の人は、薬局で売っている哺乳瓶ではなく桶谷式監修・Pigeon製のこちらの哺乳瓶を使ってね◎

普通の哺乳瓶は、吸おうとしなくても勝手にミルクが出てくるようにできているので、赤ちゃんはラクを覚えるとお母さんの乳首を吸わなくなります(乳頭混乱)。

母乳不足が気になる方はハーブティーもおすすめ。

わたしもたくさんお世話になりました!

最後まで読んでくださりありがとうございました!
母乳育児に関する記事、たくさん書いているので暇つぶしにぜひどうぞ◎

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