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この記事は、息子(第2子)の産後、母乳育児がうまくいかず苦悩していたわたしが「完母」になるまでの道のりをつづったものです。(けっこう長く、大作になってしまってます・・・)
完母シリーズ④では、息子と一緒に産院を退院してからのことを書いていきたいと思います!
退院後は実家に1ヶ月ほど里帰り
もちろん里帰り後も母乳はほぼ飲まない
さて、退院し実家に帰ってきました。
産院からは退院指導の時に、入院中の経緯(まったく母乳が飲めていないこと)から、毎回直母の後で60〜70mlのミルクを足すように言われていました。
もちろん授乳の際は、必ず最初におっぱいをくわえさせてからミルクを足すようにしていましたが、やはり入院中と同じく、ミルクを飲むとその後は
スヤァ・・・
直母を増やしたいからもっと吸わせたいのに、ミルクを飲むと寝てばかりで直母しようとしても飲んでくれない。
(新生児期って、一度規定量のミルクを飲むと3時間以上寝てしまうことはザラにあります)
わたしとしては、もっとミルクを減らして直母の時間を増やしたい。
ちょっとくらい泣いてもいじゃん、吸わせないと出るようにならないんだから・・・
と思うのですが
ここでやってくる、実家だからこその実母からの悪意のない攻撃。
(実母との仲はかなり良くて、この時期のガルガルした気持ちもわたしのホルモンバランスによるものと思いますが)
「お腹すいてるんじゃない?」
「おっぱい足りてないんじゃない?」
「ミルクあげたら?」
そんなの分かっとる!
足りてないのくらい分かっとる・・・!!
母乳が足りてないから増やしたい。
増やしたいから吸わせたい。
吸わせたいからあんまりミルク足したくない。
でもミルク足さないとギャン泣きもいいとこ
という葛藤。
ミルクに助けられている。
母乳量が追いつかない今、ミルクなしではやっていけない。
ミルクがあるから、体重がギリギリではあるけど増えている。
だけどミルクを飲むことで、息子は母乳を飲まない。余計に飲まない。
以下無限ループ・・・。
このからくりって、一瞬間違えそうになるけど
ミルクを足す=足した分、赤ちゃんのトータル哺乳量が増えた
のではなく、
ミルクを足す=母乳を飲めたはずの分がミルクに置き換えられただけ
ということなんです。
混合の時のミルク量、本当に難しいです・・・。
ついにおっぱい拒否(乳頭混乱)が始まる!
退院して数日後。
ついにきました、きました!!おっぱい拒否(乳頭混乱)!!
もう、おっぱいをくわえさせた途端に
なんだこの吸いにくい(出ない)やつはー!!
あのラクなやつ(哺乳瓶)出せやコラァーーー!!!
と言わんばかりのギャン泣きをされました。
もう我が子に自分をまるごと否定されたかのようなショック。
とかなんとか言っちゃって・・・
数ヶ月後にはこのおっぱいがLOVEすぎて、おっぱいなしには生きられない♡ってなって、1年数ヶ月後には立派なおっぱい星人になって、断乳で苦労させるんだろ・・・
ということは頭では分かっていても、理屈では表せないあのショック。
きっと経験した人にしか分からないですよね・・・。
直母のためおっぱいをくわえさせようとしても、体をのけぞりおっぱいを否定し、コレは出ないから嫌だと言わんばかりに、喉が枯れるほど泣く。
え・・・こんなに泣いてうちの子大丈夫?と心配になるほど泣いてても、奴が静かになる時がある・・・それは・・・・・・・
ここで、罪のないミルクという物に対しての敵対心が芽生えてきます。
なんてったって今、母親である自分(おっぱい)より殿(息子)の寵愛を受けている存在ですからね・・・
おっぱいvsミルクの戦い
乳首vs哺乳瓶の負けられない戦い
フンっ!!ニセモノの乳首がぁっ!!
こちとら本物の乳首だぞ、
の・・・飲みにくい乳首ですけど何か?(悲)
今に見てろよ、と思う母だったのでした・・・。
今回も桶谷式との二人三脚がはじまる
やっと桶谷式母乳育児相談室の予約が取れる
退院して1週間以上経ってからやっと、わたしのおっぱいライフの救世主、桶谷式母乳育児相談室の予約がとれて、二人三脚がはじまりました!
息子が生まれたのは年末だったため、近所の相談室が年末年始のお休みで電話がつながらず・・・
桶谷式母乳育児相談室には、娘の時も散々お世話になったのですが・・・今回もやはり母乳界のプロの目で見て正しい指示が欲しかったのです。
この時のわたしは、
どう考えても授乳の度に毎回ミルクを足しているのでは、いつまでたっても直母が増えない・・・増えるわけがない・・・
と思い始めていました。
(小児科界の言うことよりも母乳界の人の話を聞くタイプ w)
「直母の後、毎回ミルクを60〜70ml足すこと」と産院で(退院指導のとき)言われていたので指示に従っていたものの、飲ませながらいつもモヤモヤしていました。
いくら医者に言われたからって、これが正解ではないという思いでいっぱいでした。
そして毎回、すごく後ろめたい気持ちでミルクを飲ませていました。
一刻も早く桶谷で、マッサージしてもらっておっぱいの調子を見てもらい、ミルクの量をどう管理していくかを考えてもらいたかった。
わたしが息子を産んだ病院では、授乳指導の方針が「いかにして1ヶ月で1kg体重を増やすか(30g増/日)」に重きを置いているように感じられ、「母乳が最初からしっかり出ないなら飲むべき規定量のミルクを足せば良い」と、竹を割ったようにサッパリとした考え方でした。
入院中から感じていましたが、出もしない母乳で頑張りたいなどとは少々言いづらい雰囲気でした。
なのでわたしとしては、わたしの気持ちに寄り添って授乳指導してくれる存在が欲しかったのです。
息子の体重増加を考えつつも、体重増加だけを見るのではない、「完母で育てるための道のり」として今を考えてほしかった。
「今」飲めてないから「今」飲むべき○mlのミルクをそのまま足すのではなく、「数時間後の未来」におっぱいが飲めるように「今」ミルクは○mlにしておいて、「数時間後の未来」の母乳量を確保する、という考え方を求めていました。
そしてそれ以上にわたしにとって、桶谷に行ってすごく意味があるのが
おっぱいを褒め、自信をつけてくれること。
桶谷の先生は母乳育児相談室のその名の通り、母乳育児のあらゆる相談に乗ってくれて心を軽くしてくれる存在なのです。
(※しつこいですが桶谷の関係者ではありませんし、広告でもありません)
今回お世話になった先生も神様だった
全国の桶谷の先生の中にはいろんな方がいらっしゃるのだと思いますが、息子の時お世話になった実家の近所の相談室の先生は、
ぼちぼちいこうね。
お母さんの眉間にシワが寄ってたら出るものも出ないから!
もっと気楽に考えてね。
というスタンスの、すごく優しい先生でした。
娘の時に受けて感動したおっぱいマッサージですが、違う先生なのにやはりまったく痛くなく、途中で寝そうになるほどでした・・・!
桶谷の先生にミルク量を考えてもらった
そして桶谷の先生の見解はやはり、
病院から指示された今の量だとちょっと多すぎるね・・・
ということでした。
ミルクを減らしたいのは、わたしも桶谷の先生もミルクが害とか思っているのではなく、腹持ちがよく消化に時間がかかるミルクを飲ませることで母乳の量が減ってしまうから、という理由です。
でも、もうじき1ヶ月健診もあることだし・・・体重増加について病院からチクチク言われることはお母さんの精神上もよくないでしょう。
そうなんです・・・
ほんと病院って体重体重うるさいし・・・
でも今は授乳のたびに60〜70ml足すように言われているので、1日8回授乳の計算で1日のトータルは480〜560mlも足してます・・・
そしたらいったん、60ml×6回の360mlに減らしてみようか。
乳頭混乱も起こしてるみたいだし、お母さんは頻回授乳頑張ってね。
ということで1日500ml前後足していたミルクを、いったん360mlに減らして様子をみることに。
それで行こう、と言ってもらえたのが良かった。
誰かに背中を押してほしかったんだ・・・と、この時自分の中の思いを再認識したのでした。
そして確信しました。
「病院で言われた量のミルクを与え続けていたら、母乳の量は減り続けていくだろう」と。
授乳ババア到来!!
とにかく授乳。寝ても覚めても授乳。
ミルクを減らした分はもちろん今までより(今までよりお腹が空いて)泣くので、頑張って頻回授乳&頻回授乳!!
はい、授乳ババア到来ぃぃぃ!!!
まさにもう、上の服着る必要あるぅ!?の状態。
※真冬でした
ミルクの赤ちゃんはきっちり3時間以上あける必要があるので1日7〜8回の授乳ですが、この頃のわたしは15回くらい授乳してて、
なんなら20分吸わせた後で寝たから布団に置こうとしたらすぐさま泣くのでまた授乳したり・・・この場合、
今の合わせて1回?
それとも2回カウント?
もはや1日中授乳してるからトータル何回かわからん!!
という状態でした。
不思議と頻回授乳はつらくなかった
そう、これだけ乳を放り出して頻回授乳していても、なぜだか授乳すること自体つらくはなかったんです。
これでいいと桶谷の先生に背中を押してもらったからなのかなんなのか分かりませんが・・・(もちろん、母乳がしっかり出てる感覚はまだ全然ありませんでした)
これは人それぞれの考えや感じ方があると思うのですが、わたしは頻回授乳が特につらくなかったので
むしろ授乳が趣味なので!!
ヨシコイ、コラァ!!
ってな感じで、乳を放り出しておりました。
息子が泣いても、
泣いたらラッキー♫
授乳できる!!!
という逆転の発想で・・・(笑)
そして、恐怖の・・・
1ヶ月健診を迎えたのでした・・・!!