こんにちは!
当ブログにお立ち寄りいただきありがとうございます。
元授乳ババアのあいぽんです。
以前のブログからどうしても記事を引っ越ししたかった内容でもある、この母乳育児に関する記録。
母乳育児にとらわれ、こだわり、もがき続けた、わたしの育児記録でもあります。
Ameba公式ブログでも、たくさんのお母さん達に読んでいただき、わたしと同じ境遇の方から「気持ちを代弁してくれてありがとう!」という声をいただきました。
今回もう少し分かりやすく書き直した部分もありますので、これから出産される方、今母乳育児を頑張っている方にとって、少しでも拠り所になれたら嬉しいです。
まずはわたしにとって第2子である息子を出産した後、混合栄養からスタートし、生後1ヶ月半で完母になるまでの道のりをつづっていきたいと思います。
この記事で伝えたいのは、あくまでも「完母で育てたいのに、うまくいかずにもがいている」お母さんに向けてのわたしの経験談とアドバイスです。
決して完母以外の育児を否定しているわけでも、母乳が出ないお母さんを苦しめたいわけでもありません。このことに関しては以下の記事でも詳しく書かせていただいています・・・!
授乳用語のおさらい
そもそも「完母」とか、なんやねんっていう人のために授乳界の授乳用語を簡単にまとめておきます。
- 完母・・・完全母乳育児の略。基本的に母乳だけで育てること。
- 完ミ・・・完全ミルク育児の略。基本的にミルクだけで育てること。
- 混合・・・混合栄養。母乳とミルク両方を与えて育てること。母乳寄り混合、ミルク寄り混合と言ったりもする。
息子を出産後、わたしは母乳が出なかった
先にも「息子は生後1ヶ月半で完母になった」と書きましたが、「完母になった」のではなく「完母にした」という表現が正しいと思います。
産後(入院時)〜1ヶ月半までは、ミルクと母乳の混合栄養でスタートしました。
むしろ最初の方はミルク寄りの混合で、感じ方の個人差はあるでしょうが、わたしとしては苦労して完母まできた、という感じがありました。
第1子である娘の時も少々苦労したのですが、息子の時はさらに上!(2人目なのに!)
生後1ヶ月半で完母になった、のではなく完母にした!という感じです。
今となっては笑い話ですが、それでも混合でやっていた1ヶ月半は2人目とはいえ産後のホルモンバランスもあるのか
2人目なのになんで・・・
娘の時より苦労するのはなんで・・・
信じてやってるけど、本当に完母になるのか・・・
それはそれは授乳にとらわれ、授乳のことばかり考えていた、まさに授乳ババアと化していました。
そう、わたしは完母にこだわっていた
「決して母乳神話にとらわれているわけではありません!」
・・・と言いたかったけれど、ガッチガチにとらわれていました。
「母乳神話」っていう表現は違うか。
神話ではなく、実際に母乳で育った方が赤ちゃんにとって良いことが医学的に証明されているからこそ、母乳だけで育てたかったのだから。
「完母にこだわっていたわけじゃない」とも言いません。
ものすごく「完母」にこだわっていたので。
でも、とらわらて何が悪い、こだわって何が悪い、くらいに思っていました。
母乳には免疫があるから。
ミルクいちいち作って哺乳瓶消毒するのめんどくさいから。
ミルクでも栄養的に問題ないとはいえ、母乳の方が栄養的に優れているから。
ミルク代が高いから。
むしろ完母じゃないとこの贅肉どうやって落とす?・・・とか。
母乳の方がいいとされる理由はいろいろあるでしょうが、
私にとってはシンプルにこれ。
完母は自己満!!
むしろ母乳育児が趣味。
素直に認めます。
だって、おっぱいにかぶりつく必死な顔も、お腹が満たされておっぱいをくわえたまま幸せそうに眠りについた顔も、本当に本当にかわいくて
自分の血液(※母乳の主成分)を飲ませて大きくした、という達成感にも浸りたい。
だから上記のように、母乳育児が趣味で自己満!!と認めて、どんなに「今」は母乳が出なくても、絶対に完母で育てるという強い意志をもって、日々の授乳活動に(笑)取り組んでいました。
自然に完母になったわけではない
「絶対に完母で育てる」と、息子の出産直後から心に決めてはいましたが、何度も書いているように自然に完母になったのではありません。
すべてのお母さんから、自然に母乳が出るわけではないのです。
自然に母乳が出まくるおっぱいの持ち主もたくさんいらっしゃるとは思いますが、おそらくそっちの方が少数派。ほとんどのお母さんは、「頑張って母乳を出す」のです。
そう、母乳は(一部の人を除き)自然に出るものではない。
大事なのでもう一回言うよ。
母乳は出るものではない。
出すものだ!!!
今、完母にしたいのになかなかミルクの量が減らせず、検索魔になっている人がもしこのブログを読んでくれていたら、大声で伝えたい。
新生児期が勝負!!
出せば出る!!!!
これから赤ちゃんを産むお母さんへ
そして、はじめての赤ちゃんを妊娠中の人がもし読んでくれていたら、これまた伝えたいのです。
病院では教えてくれなかったり、生後何か月も経ってから「母乳育児がしたい」と思ってももう手遅れ、ということがあるから。
あなたは今、お腹の赤ちゃんを母乳で育てたいと思っていますか?
何か理由があって、ミルク育児や混合栄養で育てる予定ですか?
どちらを選んでも、それは赤ちゃんのためにお母さんが選択したすばらしい答えなのですが
もしも、あなたの選択が「母乳で育てたい」だったら。
母乳育児をうまく軌道に乗せるために、今知っておかないといけないことがあります。
知らなかったばっかりに、本当は母乳育児ができたはずなのに、できなかった、あきらめた、となったら
それはとても残念なことなので。
完母にするために出産前に知っておいてほしいこと
①母乳はすべての人から自然に出るわけではない
②でもやる気と根性(笑)でほとんどのお母さんから完母で育てられるだけの母乳は出る
③完母で育てるためには病院に言われるがままの量のミルクを足さないこと
④とにかく最初の1ヶ月が勝負!頻回授乳&頻回授乳です
外野の皆さんへ
そして赤ちゃんのお父さん、お母さんのお母さん(実母)、義理のお母さん。その他外野の皆さん。
一生懸命頑張ってるお母さんに「お腹すいてるんじゃない?」とか「おっぱい足りてないんじゃない?ミルクもっとあげたら?」とか口出しすることは、絶対に禁句です!
口出しは禁句ですが、お父さんは育児のサポーターではなくパートナーですので、育児は「手伝うスタンス」ではなく、くれぐれも「一緒にやるスタンス」でお願いしますよ。
ただでさえ産後、ホルモンバランスはグラグラ。
お母さんの脳内は些細なことでもめっちゃネガティブに考えてしまう状態なのに、外野があれこれ口出ししたうえ、お母さんが頑張っていることを否定(=母乳が出ていないんだからミルクを足せと促す)したりすると、これこそ産後クライシス(マタニティーブルー)の原因です。
今お母さんは、我が子に自分から出る母乳という最高の栄養をあげるために、必死に頑張っています。
今お母さんの目には、ミルクは宿敵くらいに映っています。(ミルク=悪、ではありません。あくまでも、ミルクを足しすぎることが母乳の出方を邪魔しているという意味)
今、できるだけミルクに頼らず頑張ろうとしているお母さんの気持ちを尊重してあげてください。
どうか、そっと見守ってあげてください。
もちろんお母さんが、混合栄養やミルクで育てていこうと思っているようだったら、今度はその選択を尊重してあげてください。
いずれにせよ、お母さんの選択を尊重して。おかんファースト。
プロローグが長くなりすぎましたが・・・
次回からわたしの血と汗と涙の完母への道(2人目・息子編)を、出産直後から時系列で書いていきたいと思います!
何度もしつこいくらい書きますが、この記事は完母にこだわり、授乳が趣味と化していた当ブログ店主の個人的な育児記録であり、混合栄養での育児や完ミ育児について否定するものではありません。
ただ単にわたしは完母にこだわってしまったので、そこに到達するまでの道のりを綴っていこうと思います。
きっといるから。わたしと同じ気持ちのお母さん。
そしてわたしと同じような気持ちで今、頑張っている・苦しんでいるお母さんにとって、少しでも希望になれたら嬉しいです。
「すぐに母乳が出なくても母乳育児のために頑張ろうと思っている」お母さんを、心の底から応援しています!