
我が家が塾通いをあきらめた理由
こんにちは!
ご訪問ありがとうございます。大好き!(え)
このページをご覧になっているあなたは、「おうち学習」に興味をお持ちでいろいろ探されている方でしょうか?
実際に我が家は、上記↑の自己紹介のとおり、送迎問題がネックで子供を塾通いさせていません。
いや、「塾通いはできない」が正しいのか・・・。
だからといって、「我が子は勉強なんてできなくてもいいや」と思っているわけではなく、なんなら「勉強はできる(好きな)子であってほしい」と思っています。
とはいえ叶えてあげられない「塾」という習い事。

だって私、時短勤務じゃなくてフルタイムで、定時で帰っても帰宅時間は18時すぎ。
夫は交代勤務だから頼れない。
塾のための送迎、どうしたらいいんよ!
というわけで、そもそもは「できることなら塾通いさせてあげたかったけど、一人で(自転車などで)通える年齢になるまでは無理だな」というネガティブな状態がそもそものスタートでした。
「勉強が好き」でいてほしいのが親の本音
「勉強」という一番広くて基礎となる分野を育てていく
賛否両論あろうと思いますが、我が家は子供に対して「勉強が好き」であってほしいし、「勉強がよくできる」ように持っていってあげるのが親のつとめかな、とも思っています。



「我が家は」って言ったけど、夫はそう思ってないかもしれん(笑)
「勉強」という、大人になるまでずっとつきまとってくるカテゴリー。
きっと令和を生きる子供たちも、「勉強がどの程度できるか」ということについて、さまざまな局面で試されることでしょう。
勉強できたからって偉いのか、勉強がすべてなのかって聞かれたら答えに詰まるし、勉強がすべてではないと思いますが、「勉強がどの程度できるか」は、非常にシンプルで分かりやすい最大の「ものさし」だと私は思っています。
- 目標に向かって努力できる子なのか
- やりたいことばかり優先するのではなく、「やるべきこと」をやりきる意思があるか
- 毎日、毎月、何年と続けていく継続力、忍耐力があるか
それらをはかる一つの「ものさし」として勉強というカテゴリーがあると思うし、そのチカラは大人になっても社会に出てこそ必要で、将来仕事で結果が出せるか・人から期待される仕事ができる能力があるのかは、子供の頃からの「勉強を頑張る」ことの積み重ねの先にあるとも思っています。
「勉強をよく頑張った子」は、将来の夢が広がるよと伝えています
子供が「勉強が好き!」と思えるような環境作りをしたい、とは常々思っていました。
とはいえ、子供が勝手に勉強するわけはないし、小学校いっぱいは親のサポートがあってこそ。
「子供がやりたがってもいないのに、親が勉強させるように仕向けるなんて」というご意見もあるかもしれませんが、子供が自ら勉強をやりたがるわけがありません(笑)。
何も言わず環境を整えずほっといたら、子供は一生テレビを観ておやつを食べる生き物です!(笑)
少なくともうちの子はそうです。
普通にしてたらさして楽しくもない「勉強する」という行為を、いかに子供に興味を持たせ、「頑張ろう」と思えるようにもっていくか・・・それが親のつとめかなぁ、と私は考えています。
せめて義務教育の間、はたまた高校生くらいまでの間、「勉強」というフィールドで頑張った結果、将来どういう道に進みたいかは本人が決めることと思います。
その時に「何にだってなれるよ」という状態を作っておく(選択肢を狭めない)ためにも、小さい頃からの土台作りが肝心だと思うのです。



実際、この記事の執筆時点で小2の娘の将来の夢は
・イラストレーター
・歌手
・ケーキ屋さん
・会社員
・宇宙飛行士
・医者
・アナウンサー etc…
と、一切定まってもいないし、難易度がよく分かっていないのでかなり壮大な夢もありますが(笑)、「その中のどれにでもなれるようにするためには、今勉強しておくことが大切だよ」と伝えるようにしています♩
今、スポーツや音楽などの専門分野で活躍しそれが職業になっている人は、きっとずいぶん幼い頃から、その専門分野についてものすごい努力を重ねてきたのでしょう。
それはきっと親のサポートがあってこそだと思います。
勉強も同じように親のサポートが必要だと思っています。
令和の選択肢、おうち学習


小学校低学年で勉強につまづくということ
そもそも娘が小学校に入学するまでは、小学校低学年のうちから塾に通う・学校の宿題以外に勉強時間が必要だなどとは思ってもいませんでした。
小学生の塾というものは、難関中学の受験・合格を目指す子供のために存在するのだと思っていたので、中学受験予定のない我が子が塾に通い出すとしたら高校生くらいかな~なんてぼんやり考えていて・・・いや考えてすらなかったか・・・。
私自身、(記憶を抹消しているだけかもしれませんが)小学生の頃に学校の勉強内容でつまづいた・分からないと思った経験や記憶が皆無で、いつも学校の勉強は簡単すぎてつまらないと感じていました。
(その気分のまま中学受験し、私立進学校に進学したのち見事に落ちこぼれていきます)※自分は中学受験したんかーい
そう、小学校の低学年で勉強につまづくということが自分の脳内ではイメージできていなかったのです・・・!
娘は就学前から、周囲よりやや早くひらがな・カタカナの読み書きを覚え、習ってもいない漢字を記憶して書いてみせたりと、なんならちょっと親バカ目線で「賢いか?」くらいに思っていた時期もありました。
ところがその日は突然やってきました。
そう、小学校1年生1学期の算数の範囲で、つまづいてしまったのです。
我が子は地頭が良いわけではなさそうだ!
小学校1年生1学期の算数。
娘が最初につまづいたのは、まだ「繰り上がり・繰り下がり」がない、10以下の数での足し算・引き算でした。



待って、こんな初歩でつまづくことってあり得るん!?
娘には申し訳ないけれど、40歳の脳内で母さんは「あり得ない!」としか思えませんでした。
分数とか、図形問題とか・・・学年が進み、これからもっと難しい範囲になってからなら、まだ分かる。
でも足し算引き算って!!
3+3=6
とか、そんなんよ!?!?(笑)
あとどうしても、文章問題になると娘は「足し算を使って答えを求めるのか、引き算を使って求めるのか」が分からないようでした。
赤いクレヨンと青いクレヨンがあわせて9本あります。
そのうち赤いクレヨンは5本です。
青いクレヨンは何本ありますか。
↑こういう問題が出ると、



えっと・・・足し算すればいいのかな?
ってなってた・・・。(今思い出しても泣けてくる)
そして次は、時計の範囲でも見事に華麗なるつまづきを見せました。
60進法の考え方が直感的に理解できないのでしょう、「3時」「10時」など、長針が12を指しているピッタリの時間は答えられますが、「3時15分」のように長針が12ではないところを指すと「3時3分」としか思えなくなるようで(笑)、これの説明には本当に苦労しました。
でもここで、母さんはハッキリ分かりました。



娘の地頭は、そんなに良くなさそうだ!!
特に算数!!
私自身も、小学校でこそつまづきませんでしたが、中学以降は数学がめちゃくちゃ苦手で今に至っています。
すまん娘よ・・・完全に遺伝したな・・・!
全然声を荒げてもいないし、ソフトにマイルドに説明しているのに、いくら伝えても足し算や時計が理解できない娘は「わからない!」と顔をゆがめて泣いてしまいます。
もうお互いめっちゃつらい。
塾・・・
私なんぞよりもっと分かりやすく教えてくれる「塾」という存在が必須のように思えてきた瞬間でした。
子供が自力で通える場所に塾はない


そうはいっても、送迎問題がネックで踏み出すことができなかった「塾通い」という選択肢。
「塾」の中にカテゴライズされそうな個別指導、集団形式、公文のようなものも含めていろいろと検討しました。
特に公文は甥っ子・姪っ子が幼児期から利用していて学校の成績も良いことを知っていたので、かなり本気で検討しました。



それでものしかかる送迎問題・・・
我が家は駅前でもなく、子供が徒歩や自転車で通えるような距離には塾も公文の教室もありません。
通うなら親(=夫は交代勤務なので担当は私)の車での送迎サポートが必須となります。
そして私はフルタイム勤務で、定時ピッタリで帰っても帰宅は18時すぎ。
そもそもその時間から送迎して間に合う塾を探すのも一苦労だし、塾を基準に時短勤務にするという選択肢はないなと思っていました。
土日に塾や習い事を入れてしまうと、土日での家族レジャーが一切できなくなってしまうし・・・



ワガママかもしれんけど、土日でキャンプとか車中泊旅行とか行きたい・・・
勉強はさせたいけど塾があるから遊べない、っていうのは嫌だ!
塾で学ぶことが重要ではなく、学習習慣の定着が重要と気付いた
塾通いを検討し始めた当初、私は「娘が学校の授業だけでは算数を理解できていないから、塾で補わなければ」と考えていました。
でもだんだんと、考え方が変わっていきました。
・そもそも小1の算数の範囲で、「塾で教わらなければ理解できないような高度な内容」は存在しないだろう
・「算数は嫌い・算数は苦手フィルター」を取ってあげることで、きっと娘は理解できるはず
・学習習慣を定着させることで、おのずと理解できていくはず!
・通わなくても学習習慣の定着はできるはず!
学校の授業で分かっていない時計の問題が、週に1度塾で習ったからといって「めっちゃ分かる」ってならんだろ、と冷静に思いました。
それで分かるなら学校の授業でもう分かっとるだろ、とも思ったし、塾で習っただけでなく結局自宅で復習する時間がないと身に付かないわけで、それなら最初から自宅で勉強する習慣を定着させた方が手っ取り早い!と思うようになったのです。
おうち学習という選択肢
おうち学習といっても、「完全独学で費用を一切かけず、小学校の教科書だけを使って勉強させる」という意味ではありません。
最初は「塾への送迎ができない」というネックのもと検討し始めたおうち学習ですが、検討していくうちに令和の世の中には(平成に世からあったのだとは思いますが)、子供が自宅で学習することをサポートする魅力的なサービスが多数あることを知りました。
- 書店にわざわざワークを買いに行かなくても良いワークブックのサブスク
- 子供の「勉強へのとっかかり意欲」を大幅に引き上げるタブレット学習
- 自宅にいながら外国人講師と話せるオンライン英会話
そしてそのサービスのほとんどが、「通学制の塾よりも大幅に費用が安い」「1つのサービスで複数の教科を網羅している」のです。
※いつでも気軽にスタートできて、合わなければいつでも辞められる(先生にいちいち断らなくても良いので親の気まずさがないw)のもメリット!
例えば比較的受講料が安価な公文式の教室の場合を例にとってみても・・・
私が住んでいる地域での公文式教室の費用は1科目7,150円。
小学校低学年の子供に「国語・算数・英語」の3教科を習わせようとすると、月々の塾費用は21,450円に!
しかも別に教科が増えたからって通塾する日数が増えるわけでもない・・・増えても送迎できんけど・・・
個別指導ならまだしも、集団形式の教室で「分からなかったら先生に聞く」というスタイルなら、これよりもっと安い費用でもっと多くの内容を学ぶ手段が、おうち学習にはある!と思ったのです。
小学生は一人で勝手に勉強はしない
小学生の勉強は親のサポートが9割
そう、「小学生の親」という職業に就いてから1年、まだまだ未熟者の私ですが分かったことがあります。



小学1年生、勝手に勉強などしない!!
宿題でさえ、5回も6回も言わないとやらない・・・。うんざり・・・。
※結果的にはやるんですが、親としては宿題なんて毎日出るものなんだから言われなくても自主的にやれよというのが本音
起きてダラダラ、帰宅してダラダラ、は?まだ宿題も終わってないのになんでテレビつけとん?
こんなエブリデイです。
通学制の塾に行こうとも親のサポートは必要
通学制の塾や公文に行けば「教室に行っているその時間は勉強している」でしょうが、結局学校の宿題に加えて塾の宿題もプラスされて、それをサポートするのは親の仕事。
え?
じゃあ結局塾に通っても家で親がサポートせんとダメなんじゃん。
もうどうせサポートするんだったら最初から自宅学習でええわ・・・ってなったのも塾をあきらめた理由のひとつです。
極端かもしれませんが、高い塾費用出すなら塾だけで完結してくれ
っていう横暴な思いも。笑
塾だけじゃなくて家庭でのサポートも必要・・・・
うんうんうんうん分かっとる。
ならそれ、塾じゃなくて家でやる。最初から家でサポートする。
ちょっとだけ令和のツールの力借りるけど。
って思うようになりました!
親も一緒に楽しみながらおうち学習しよう!
まずは、たとえ軌道に乗らなかったとしても痛手がないように、比較的安価なおうち学習ツールを検討しはじめました。
具体的には
- がんばる舎の小学生用教材「Gambaエース」
- 月刊ポピーの通信教材
- 市販のワークブックをしこたまやる
という感じ。


がんばる舎と月刊ポピーについては、余計な(←言い方)添削指導サービスがない分とても安価で、取り掛かりやすいと思ったことと、無料のお試し教材もあったので検討しやすかったです・・・!
※ひとりごと※
分かりやすい解説や添削は「勉強」においてとても重要だと思いますが、少なくともそれは「親が解説しきらないレベル」になってからでいいかなと思いました。
また、分からないことはその場で解説してほしいのであって、時間差で添削された課題が戻ってきても「分からないから解き方を知りたい」という熱量が下がっていて、意味が半減するような気もしました・・・。
そして紆余曲折ありながらも、おうち学習を続けていく中で娘は少しずつ確実に、「勉強は楽しい!」と思うようになっていったように思います。
1年生が終わって春休みになった今、私は一切強制もしていないしむしろ「もう寝たら」と提案するほどなのに、
毎朝5時半に起きてプリント教材をこなし、宿題+αのプリントを学童で終わらせてから帰宅し、毎晩寝る前の1時間程度も何かしら勉強しています。(親の私が引くくらい勉強してる・・・笑)
1年生1学期の途中で算数のテコ入れをしはじめたのですが
通知表の評価が3段階(◎、○、△)になった2学期の通知表の「国語」と「算数」が合計6項目すべて◎だったことで、本人のやる気パワーに火がついたようです。
頑張ったら結果がついてくる、という分かりやすい達成感。
これってなにも、高校受験や大学受験ではじめて味わうんじゃなくて、幼い頃から味合わせてあげたい気持ちです。
ということで、めちゃくちゃ長文になってしまいましたが笑、そしてこの「勉強は楽しい!」という娘の思いがどこまで続くかは分かりませんが・・・(そして現在保育園児の息子のことはもっと分かりませんが・・・)、
我が家はこれからも、できるだけお金をかけずに、便利なツールを賢く取り入れながら、親子で楽しくおうち学習に取り組んでいきたいと思います!
長いのに最後まで読んでくださってありがとうございました!



